今回は、YouTubeで検索する際にフィルタや並び替えが機能しない詳細と対処法を徹底解説していきます。
YouTubeを利用している人は多いと思いますが、検索機能を使って動画を調べたいという人も多いですよね。
その機能の一部が使えなくなる事態が発生しているので、詳細や対処法を下記で解説していきます。
コンテンツ
YouTubeのフィルタや並び替えができない問題について
まずは、現在発生しているYouTubeの問題について見ていきましょう。
YouTubeは動画を検索する際に「フィルタ」を使って便利に検索することができますよね。
例えば、近日アップロードされた動画を検索するためアップロード順に並び替えたり、1ヵ月以内に投稿されたものだけピックアップして表示することができます。
例えば、上記画像の「アップロード日」を「1ヵ月以内」に指定することで、アップロードされてから1ヵ月以内の動画だけ検索されるわけです。
実際に検索してみたのですが、赤枠に表示されている「動画投稿されてからの期間」があきらかにおかしいのがわかります。
一番上の赤枠だけは確かに1週間以内にアップロードされた旨が表示されていますが、他の動画は8年前だったり2年前だったり、とても1ヵ月以内にアップロードされた動画とは思えませんよね。
このような状態が頻発しているので、新着動画を調べることができなくなっています。
また、上記のフィルタにある「並び替え」を選択することで新着順に並び替えることができていたのですが、こちらも利用できません。
関連度順と新着順が混ざったような並び替えがされるので、従来のように新着動画を検索することができません。
このように、3月24日現在では、「新着動画」に関連するなんらかの問題が発生していることになります。
今回は不具合ではなく「規制」によるもの?
今回の問題は「不具合」と思われがちですが、実は不具合ではありません。
3月18日にTwitter社が「過激コンテンツの取り締まりのための規制」のため、今回フィルタの一部を使えなくしたとのことでした。
ニュージーランドで「テロに関連する動画が多数投稿された」ことによる対処です。
過去前例のないレベルでテロに関する動画が投稿され、YouTubeの仕様そのものを使って対処せざるを得なくなったのでしょう。
テロ動画は基本的に最新アップロードの対象となるので、他のユーザーの目に入らないように、最新アップロード動画検索に関する機能の一部を制限したわけです。
以下が、YouTube公式Twitterの本文(英語)です。
Wanted to give an update on our actions since Friday’s horrific tragedy. We’ve removed tens of thousands of videos and terminated hundreds of accounts created to promote or glorify the shooter.
— YouTubeInsider (@YouTubeInsider) March 18, 2019
「時間」や「タイプ」に関しては問題なく使える
フィルタには並び替えやアップロード日だけでなく、動画の再生時間や動画タイプも検索することができます。
この検索方法では新着動画に関連する情報ではないので、従来通り普通に使うことができます。
規制の影響を受けていないので、例えば動画名がわからないけれど20分以上の動画を視聴したい場合は、こちらを利用してください。
いつ頃から発生した?
今回の規制は、既に発生してから1週間は経過しています。
3月16日に発生した段階では不具合として認知されていましたが、18日にYouTube公式が規制であることを公言。
その規制は解けるわけでもなく、3月25日現在でも規制されたままです。
動画を視聴する分には何も不自由はなく、あくまで検索がスムーズでない部分での規制なので、運営もある程度は割り切った判断をしているのではないでしょうか。
どのようなユーザーに発生?
今回の規制は、スマホ版(iPhone版、Android版問わず)、PC版、全てのユーザーに発生しています。
不具合ではなく規制なので、使う端末によって穴があってはいけませんよね。
もちろん、スマホ端末等のエラーではなく、YouTube本体が原因でフィルタが使えなくなっています。
テロ対策にはなるかもしれませんが、全ユーザーが新着動画をスムーズに調べれないので、YouTuber等の人気や収入にも影響があるのではないでしょうか。
YouTubeフィルタ規制の対処法
YouTubeのフィルタ規制はどうやって対処すればいいのでしょうか。
長い間規制が解けないかもしれないので、自分で解決できるものなら解決したいですよね。
どのような対処法があるか、見ていきましょう。
ユーザー側で対処できない?
今回の規制はYouTubeアプリそのものが決定したものですので、ユーザーから対処することはできません。
このような規制に限っては、再起動やアップデートでも対処することができないので、注意してください。
公式が規制を解除してくれるのを待つしかありませんが、フィルタ規制に関しては既に1週間経過していて、なおかついつ頃復旧するかも運営が公表していません。
残念ながら「待つしかない」というのが現状ですが、それにしても規制期間が長いので、新着動画が検索できなくて困っている人にとっては大きな痛手になるでしょう。
そのため、新着動画をすぐに察知する方法も紹介します。
新着を知る方法① 好きな動画投稿主をチャンネル登録する
例えば、YouTubeに投稿されている「ユーザー」が好きで、そのユーザーの動画を視聴するためにYouTubeを利用しているのであれば、「チャンネル登録」は必須です。
チャンネル登録したユーザーが新着動画をアップロードしたら、YouTubeが「通知」で知らせてくれますよね。
この通知は検索機能と全く別物で一切関係がないので、問題なく新着動画を視聴することができます。
新着を知る方法② 好きな動画のタイトルを覚えておく
もし、好きな動画のタイトルを覚えているのであれば、とりあえずそのタイトルを検索して、フィルタの「並び替え」「アップロード日(1日以内等)を使ってみてください。
上記のように、1番上かその付近にアップロード日に対応された動画が表示されているので、その動画を視聴するようにしてください。
下の方に行けば対応するアップロード期間に対応する動画も埋もれているので、そちらもチェックしましょう。
確かに使いにくくはなっていますが、「全く使えないフィルタ機能」というわけではありません。
新着を知る方法③ いつ規制が解けるかタイミングを見計らう
フィルタ関連の規制がいつ頃解けるかを把握しておくのも必要です。
今回の問題はYouTube側が事態を把握しているので、いままで通りフィルタが使えるようになった場合は、ちゃんと告知してくれる可能性は高いです。
YouTubeのお知らせや公式Twitterからの情報などをチェックして、いち早く新着動画を検索できるようにしてください。