2019年11月8日(金)、YouTubeから英文で新しい規約についてのメールが届いています。しかし、英文で届いている為、規約が具体的にわからない、実際にどう変わったのか気になるといった人が多いでしょう。
今回はYouTubeから届いた新しい規約についての英文メールの詳細、翻訳、対応を徹底解説します!
コンテンツ
YouTubeの英文メール
2019年11月8日(金)、YouTubeから英文のメールが届き、驚いた方も多いのではないでしょうか。複数のアカウントを利用している場合、メールも複数届いた可能性があります。
内容としては新しい規約についてのメールという事で、内容を知れれば特に気にする方も少ないでしょう。何か問題があってきているわけではないでのご安心ください。
しかし、翻訳などの機能が無いので、どういった内容なのか気になった方も多いのではないでしょうか。
メールの翻訳
この英文メールについて、日本語でメールが届いているユーザーもいます。内容は同じなので、そちらを翻訳として載せておきます。
ポイント
”YouTube の利用規約の更新について
このたび、読みやすさと透明性の向上を図るために、YouTube の利用規約(「規約」)を更新することとなりましたのでお知らせいたします。今回の更新により、Google プライバシー ポリシーおよびお客様のデータの収集、処理方法が変更されることはありません。
主な変更点の概要はこちらのページでご覧いただけます。変更には、以下に関するものを含んでいます。
• 規約をより明確にわかりやすくしました。YouTube のプラットフォームおよびポリシーの理解に役立つリンクが追加されます。
• サービスの更新や規約の今後の変更など、ユーザーに影響する可能性のある変更がある場合に、YouTube がユーザーに通知することを、より幅広く明記しました。
• 最新の YouTube の製品や仕組みに、より良く適合する規約にしました。。
新しい規約の施行日は 2019 年 12 月 10 日です。改定後の規約をよくご確認ください。ヘルプセンターでは、さらに詳しい情報をご覧いただけます。
お子様に YouTube Kids の利用を許可される場合、お子様のために新しい規約に同意したことにもなります。
プライバシー設定の確認やデータの使用方法の管理は、いつでもご自身の Google アカウントで行うことができます。
今後とも、YouTube コミュニティをよろしくお願いいたします。
© 2019 Google LLC, 1600 Amphitheatre Parkway, Mountain View, CA 94043.
このメールは、YouTube 利用規約の重要な変更についてお知らせするもので、メール通知の設定にかかわらず、すべてのお客様にお送りしております。”
上記が日本語でのメールとなります。内容としては利用規約についてのメールのようです。
メールの内容
日本文、英文共にメールの内容は同じです。
具体的にどういった内容のメールなのかをわかりやすく説明します。
規約の明確化
今までは抽象的で、砕けた文章で書き直さなければ意味が分かりにくかったものを明確にし、分かりやすくしています。
また、規約やプライバシーポリシーに関して、分かりやすくするためのプラットフォームリンクが追加されるようです。
今までYouTubeでは意味が上手く伝わらない状態でアカウントBANなどの問題がありましたが、それらが軽減される可能性があります。
規約変更通知
サービスの更新や規約、プライバシーポリシーの変更など、何か重要な変更点がある場合は、ユーザーに通知が届くようになります。
今までは変更があった場合、SNSなどを通じて情報が入ってきましたが、これからは今回のメールのように、明確にユーザーへ通知が届くようになります。
最新版に対応
YouTube接続機器や、機能などに対応する規約への変更となります。
今までは記載されている機器や機能が古く、関係ない規約がありましたが、それらが改善となり、今一度見直しとなりました。
データ収集・処理
今回の変更・更新によって、利用者のデータ収集方法や、処理方法が変更される事はありません。
基本的には今まで通り利用しても問題なく、プライバシーを侵害するようなデータ収集も無いので、安心してご利用いただけます。
YouTube Kidsの利用
YouTube Kidsを利用する場合は、新しい規約に同意したものと認識されるのでご注意ください。
お子様用の規約も更新されているので、必ず確認しておきましょう。
新規約の施行日
ポイント
2019年12月10日(火)
新しい規約の施行日についても記載があります。すぐに施行では無いので気をつけましょう。
また、施行となる前に必ず目を通して置くようにしてください。
新しい利用規約の内容
英文で来たこととは別で、新しい利用規約について気になる方も多いでしょう。
新しくなった利用規約について、具体的にどういった内容なのかをご紹介します。
エンゲージメント操作
通常、動画を投稿した際は、その人の注目度、チャンネル登録者数、動画のおもしろさなどで閲覧数などが決まりますが、これらを不正に操作する事を禁止されます。
具体的に例を挙げると、プレゼント企画や、現金のバラ巻き等でチャンネル登録者数や動画の再生数、高評価、低評価を故意に増やそうとする行為を禁止します。
また、業者等を利用して再生数を稼ぐ行為も、より一層規約が強化されます。
サービス提供
ポイント
サービス提供がGoogle LLC
サービス提供がGoogle LLCへと変更になります。
また、企業向けの内容ですが、これまで「関係会社」と記載していた部分を明記し、「Alphabet」社グループ企業を指す事を記載しています。
サービスの利用者について
ポイント
13歳未満は独自でGoogleアカウント保持不可・未成年は親の同意が必要
13歳未満の方がGoogleアカウントを利用する場合、ファミリーアカウントが必要となります。
また、未成年によるYouTube利用は親の同意があるものとなり、問題が起きた場合の責任は保護者にある事を明記しています。
サービスの利用について
ポイント
GoogleアカウントやYouTubeチャンネルの必要無し
どちらのアカウントが無くてもYouTubeを利用できるようになります。制限される機能はありますが、基本的には必要ありません。
また、メールにも記載した通り、利用者情報についての変更は無く、機能や規約について変更がある場合は、利用者に通知が届くようになりました。
利用者のコンテンツ
※コンテンツとは例外もありますが、基本は「動画」の事だと思って閲覧ください。
ポイント
- YouTubeが利用者のコメントを永久に利用できるという記述を削除
- 利用者のコンテンツについて、削除するために必要なツールをリンクで用意する事となりました。(削除申請)
- コンテンツ作成者は削除された場合に再審査請求をすることが可能
- 悪用行為とみなされた場合、YouTubeがコンテンツを自動分析する可能性有り
コメントの永久利用権が削除されました。また、動画を削除申請する際、必要ツールを明記するリンクを用意するようです。
アカウント停止と解除
YouTube側に悪質とみなされた場合、アカウントが停止される可能性があります。ただし、更に悪質とみなされた場合はアカウントとの契約を「解除」、つまりアカウントの永久停止があります。
契約解除の場合は原則通知をすることになります。
また、アカウントの契約解除について、間違っているとされる場合は「再審査請求」を行う事ができ、その手順についても明記しています。
その他
ポイント
- ソフトウェアライセンス
- YouTubeの免責事項と責任事項
- 規約の変更事項
上記の3つをより具体的に明記する事を定めています。
今回の規約変更により、全体的により具体的でわかりやすく、多少読むだけで内容が理解できるようになっています。
また、以前まで理由のわからなかったアカウントBANなどに関しても、通知や理由の起債でよりわかりやすくなるので、良い変更になるのではないでしょうか。