コミュニケーションアプリ「WeChat」を利用してスマホに保存している画像を高画質化できる裏技が流行しています。
裏技のやり方を詳しくご紹介しますので、気になりましたら試してみて下さい。
コミュニケーションアプリ「WeChat」の裏技
アドオン機能で高画質化
WeChatは中国発のコミュニケーションアプリです。感覚としては普段皆さんがよく使うサービスにそっくりで、日本企業などでも社内間ツールとして利用されるようになってきました。
コミュニケーションが主な機能ですが、このWeChatのアプリを用いて保存している画像を高画質化する裏技が流行しています。
なお、この裏技ではWeChatの会員登録を済ませるという点と裏技使用の際には中国語を用いる必要があります。
当記事では中国語を入力する操作場面にはコピー&ペーストできるようにフォームを設置します。解説画像内には赤枠を用いてご紹介しますので、手順をご覧になれば利用できるようになっています。
安全なのか
WeChatの登録の際には電話番号登録が必須であり、情報が抜き取られないのかという点。
そしてスマートフォンにウイルスが入り込まないのかなどのセキュリティ面を気にされる方がいらっしゃると思います。
結論から言いますと、過去にWeChatのiOS版アプリは「マルウェア」に感染した状態でリリースされたことがあります。
マルウェアとは金銭要求の画面が表示されたり、コピー&ペースト情報が抜き取られたりといった被害のことを指します。
現在は対策されており、問題なく使用できますが過去にこのような事例があったということだけはお伝えします。
検閲がある
よくニュースなどで目にする中国政府の「検閲」が行われます。
具体的な対象はWeChatを含む中国大手サービスなどで行われますが、どの範囲まで検閲が行われているのか公表されていません。
紹介する裏技では画像をアップロードしますが、この裏技では「アドオン」というWeChat内で提供されている外部サービスを利用します。
画像をアップロードした際に検閲されていないとは言い切れませんので、ご利用の際は念頭に置きましょう。
画像高画質化のやり方
実際に画像を高画質化にする裏技の方法をご紹介します。
途中から中国語表記の画面になってしまいますが、スクリーンショット内の赤枠で指定した部分をタップしていく形で大丈夫です。
このアドオンはAIを用いて高画質化処理を施しているそうです。
手順
WeChatアプリを起動し、トップ画面内の下部メニュータブ「発見」をタップします。
画面が切り替わり、各種メニュー画面が表示されます。
「検索」をタップします。
検索欄が表示されますので、以下の文字を入力して検索します。
你我当年
検索結果で表示された赤枠部分のサービス「你我当年」をタップします。
写真のアクセスを許可します。
サービス画面が起動します。画像処理のスタイルを3つの中から選択します。
モノクロ写真などを高画質化に処理をします。
デジタルイラスト、スクリーンショットといった低画質画像を高画質に処理をします。
全般的に使えるのはこちらです。
ぼやけた画像をはっきりさせる処理をします。
それでは実際に処理をします。
赤枠で囲った部分はカメラロールから画像を取り込みます。緑枠は直接カメラで撮影した画像を処理します。
この画像処理ではアップロードを行い、処理を行いますので処理に時間がかかります。
アップロードをすると処理中画面になります。この画面では「正常にアップロードされました」と表示されています。
一旦アプリを閉じて放置しても大丈夫です。完成まで待ちましょう。
履歴からダウンロードできます。処理が完了した画像を選択し、画像を長押しするとダウンロードできます。
比較画像として展示車両を処理にかけてみましたが、記事上では高画質になったのか確認が難しいかもしれません。
実際に手元で見てみると明らかに画質が向上しているのが分かります。
【処理前の画像↑】
【処理後の画像↑】
【処理前:左 / 処理後:右】
拡大すると分かりやすいです。画像のムラが無くなっています
少し手間が掛かってしまいますが、高画質にしたい画像があればこのサービスを利用してみるのも良さそうです。
大混雑していて使えないことも
中国だと利用者数がとんでもなく膨大ですので、週末の日中は待機時間がとんでもないことに。
待機人数が7万人。待機時間は409時間...。
しかし実際には一夜経つと処理が完了しています。409時間はあり得ませんので、もしかしたら問題なく処理が行われているかもしれません。
処理が完了するまでに時間がかかるため、1個ずつ処理を行うのではなく、何個か画像をアップロードしておくのが良さそうです。
処理を行う時間帯ですが、利用者が少ないと言われる平日深夜帯に行うか前日にアップロードをして翌朝に確認するのがおすすめです。