pixivで規制強化が行われたと話題になっています。
今回はpixivで規制強化が行われた詳細やカード会社との関連など徹底解説していきます。
pixivで規制強化で削除依頼が話題に
11月15日にpixivから「決済を伴う取引に関するサービス共通利用規約改定の事前のお知らせとお願い」が公開されました。
これは利用規約の改定を告げるもので、実質的に表現の規制を強めるものでした。
しかも単純に規制を強めるのではなく、特定の成人向けジャンルの規制を強めることをアナウンスし、できれば自分で削除してくれと伝える内容になっていました。
突然の発表と特殊な取り扱いによって、ユーザー間に戸惑いが走っています。
規制の対象になるのはBOOTH、pixivFANBOX、pixivリクエスト機能で、「本サービスを利用して以下の商品の出品・販売・購入・登録等の取引を行う行為」に違反した取引が多々見られることが理由とされています。
規制対象は非公開化された後、改善が見られなければアカウント停止が行われるとされています。
児〇ポルノなどが規制の対象
今回pixivで規制の対象になるのは、児〇ポルノやダルマなどの特定の5ジャンルになります。日本でも問題になり易いジャンルですが、海外では特に厳しく規制されるものになります。
成年向けの全てが規制の対象になる訳ではありません。
規制対象
- 児〇ポルノまたは児童〇待
- 近親〇姦
- 獣〇
- 同意の無い性的行為
- 人または体の非合法的な切断
3次元の規制も強まる
pixivの今回の規制は、特定の5ジャンルの規制が強まります。しかしここには3次元の規制を強める狙いもあるのではないかと予想されています。
pixivは本来二次元の絵や小説を投稿するサイトです。それにも関わらず、三次元の写真などを販売したり、販売サイトに誘導したりする例が後を断ちません。
そのため今回の規制はそれを咎める意図があるのではないかとも見られています。
カード会社の規制によるもの
pixivの規制が突然発表されましたが、これはpixiv独自の判断ではなく、カード会社の意向によるものと見られています。
実際pixivからの発表には、規制が「決済を伴う取引に適用」とされており、決済に使うカード会社が関係していることが伺われます。
実はMasterCardを含むクレカ会社は成人向けを中心とした表現の規制を進めており、規制に従わないとクレカ決済を使わせないと言う施策を押し付けることもあります。
pixivはこの規制に従ったと見られています。クレカ会社に拠る表現規制については、以下の記事で詳しく解説しています。
DMM.comがマスターカードで支払いできなくなる真相や表現規制が原因なのかなど徹底解説
ユーザーの意見
下記ではpixivの表現規制についてのユーザーの意見を紹介していきます。
私企業が表現規制をしていいのかと問題に
pixivの表現規制は、クレカ会社からの圧力によるものと見られています。クレカ決済は現代の生活に無くてはならないものとなっており、多くの方が利用している訳です。
このクレカ会社が「自社の表現規制に従わない場合は、クレカの決済を使わせない」と言ってしまうと、多くの企業は困ってしまいます。
クレカを使いたいユーザーを逃してしまう機会損失を被ってしまいかねないため、クレカ会社の意向に従ってしまう訳です。
しかし表現の自由は各国で認められている国民の権利です。それをいち企業でしかないクレカ会社が利便性を盾に表現の規制を求めるのは、私企業の権限を逸脱しているのではないかとの声が多数出ています。
DMMと違って規制強化を選んだとも話題に
実はクレカ会社が日本に企業に対して、表現規制を迫ったのは初めてではありません。そしてそれが顕在化したのは、DMMが表現規制を求められた時です。
この時DMMはMasterCardでの決済を行わないと言う判断をし、クレカ会社からの表現規制要求を跳ね除けました。
これに対してpixivがクレカ会社からの要求を呑んで規制を強化したため、「pixivはユーザーの権利よりも自社の利益を取ったのか」という声も少なからず出ています。
DMM.comがマスターカードで支払いできなくなる真相や表現規制が原因なのかなど徹底解説
元々禁止されていたものを厳格化しただけとの声も
pixivがクレカ会社からの要求を呑んで規制を強化したことを、問題と考える方も見られます。
ただpixivが規制を強化したのは、児〇ポルノや近親〇姦など、特殊と言われる5つのジャンルとなっています。現実に行えば犯罪となる行為ばかりです。
そのため「pixivは元々推奨されないジャンルの規制を明確化しただけなのではないか」「特殊なジャンルだけ規制して、一般的なジャンルを期生から守ったのでは無いか?」と考えるユーザーもいます。
海外勢が3次元の隠れ蓑にしているのは実際に問題がある
少なくない海外ユーザーが、pixivを隠れ蓑にして3次元の写真の取引をしています。「R-18」で検索すると、中国ユーザーが販売する3次元の成人向け画像やグロ画像の販売が見られます。
実際問題的な事を言えば、二次元でどんな絵が出回ろうとも、(著作権侵害などの問題はあれど)直接的な被害者は発生しません。
しかし3次元の成人向けの写真となると、実際に存在する方が犯罪に巻き込まれている恐れがあります。
そのため3次元の規制に繋がる動きに関しては、多数の人が賛成しています。
今後も規制が強くなっていったり判断基準が日本と違う可能性
12月15日に行われる規制強化は、特定の5ジャンルのみの規制強化となっています。かなり特殊なジャンルであるため、規制強化の影響を受ける人は少なめです。
ただこの規制はあくまでも最初の段階で、今後ドンドン規制が強くなっていくことを懸念する方もいます。
また海外のクレカ会社からの要請であるため、児〇ポルノの判断基準が違う恐れもあります。
例えば当時40歳以上の金田朋子さんがドッキリ企画を受けた時に、「子どもにドッキリをするなんて残酷だ」と海外で批判が出たことがあります。
こういった背景もあり、日本人が年齢的に大丈夫だと判断した絵も、海外の判断基準で厳しく規制されてしまう危険性もあります。
pixivで規制強化が入った場合の対処法
下記ではpixivで規制強化が入った場合の対処法を紹介していきます。
本格的に規制されるのは12月と見られる
pixivの規制強化に伴う利用規約の変更は、12月15日に行われる事になっています。
それまでは猶予期間と見られ、自ら規制に引っ掛かりそうな作品を削除・非公開にする事が求められています。
逆に言えば12月15日までは規制が変更にならない訳です。販売や購入をしたい場合は、期限までに行う事は可能でしょう。
金銭が発生しなければ問題ない
12月15日に行われるpixivの規制強化は、クレカ会社側からの要望が原因と見られます。
そのため金銭の発生する取引に関してのみ、規制強化がされるとアナウンスされています。
つまり売買ではない形式については、これまでと規制は変わらないと言う訳です。ただし規制強化に関連して、これまでの禁止事項に違反している作品が、いっぺんに取り締まられる可能性はあります。
別のプラットフォームに誘導する
BOOTH、pixivFANBOX、pixivリクエスト機能が規制使えなくなると、それで収入を得ている方は困ってしまいます。
その場合はDLsiteやとらのあななどの別のプラットフォームを利用するのもいいでしょう。
現時点でもpixivにはサンプルの様に絵を投稿し、TwitterやSNSを経由して他の販売サイトへ誘導している人も見られます。
定額小為替は手数料と手間がかかる
pixivでの規制強化を受けて、「クレカが使えないのであれば定額小為替を使えば解決するのではないか」と、定額小為替が注目されています。
ただ定額小為替は1件につき50円から1000円程の手数料が掛かるデメリットがあります。しかもわざわざ郵便局やゆうちょ銀行で手続きをする必要がある上に、店舗が空いている時間帯に手続きをする必要があります。
何か緊急的に手続きをするのであれば利用も現実的ですが、それで日常的に取引をするのはオススメできません。
特にある程度有名で同人誌の取引をしたい方は、とらのあなの委託販売など使う方が楽でしょう。
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