今回は、「文豪ストレイドッグス」のグッズに規制!?詳細について徹底解説していきます。
日本の文豪と呼ばれる偉人たちがキャラクターとして登場する文豪ストレイドッグスですが、ついに二次創作グッズの一部が通販で規制されてしまいました。
詳しい規制内容を下記で解説していきます。
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文豪ストレイドッグスの規制とは
Boothからメールきてて?!?!?!ってなったからちょっとググったけど文スト系同人が一斉に規制…なのかな?
完売済みで再販予定もなかったんですけどNAKAHARAの写真集が取り下げ喰らってて流石に意味がわからんかったんですけど…
グッズ系ではなく同人誌がアウトになってる人どの程度います? pic.twitter.com/NqwW7sUfnH
— 勝算がある狼 (@h17198) July 23, 2019
文豪ストレイドッグス(以下、文スト)はKADOKAWAで連載されている、異能力バトル漫画・アニメです。
太宰治や中原中也といった「日本の文豪」とされる偉人がかっこいい二次元キャラクターとなって登場する作品で、特にイケメン好きの女性たちから絶大な人気を集めていました。
当然、文ストの二次創作も多く世間に出回っていて、通販やコミケでも見かけることはよくあります。
そんな文ストの一部二次創作作品の一部に、KADOKAWA公式が規制を設けました。
二次創作の規制ということは、例えば「規制対象の二次創作を販売してはいけない」というもので、文スト好きの人の多くは衝撃を受けています。
規制対象となった文ストの二次創作や、どの形態で販売してはいけないのか、規制の内側についてまずは見ていきましょう。
現在の規制対象は「文ストのグッズ」のみ
2019年7月24日現在文ストの二次創作で規制がかかったのは「文ストのグッズ」のみです。
例えば、公式販売でない他者が作成・製作した缶バッチやイラスト集、コスプレ等の写真集のことを、ここでは「グッズ」と扱います。
これらの販売・作成が今後KADOKAWAが認めないという方針を取ったわけなので、これらの販売・作成をした場合、KADOKAWAから訴えられる可能性があるかもしれません。
今回規制に入ったのはグッズだけなので、「二次創作の漫画」に関してはグレーゾーンとして健在です。
つまり、本来なら著作権に違反するのですが、KADOKAWAも黙認したままだったということですよね。
これらの二次創作漫画に関しては、今回の規制からは免れています。
規制がかかった二次創作通販サイトは「BOOTH」
今回の規制がなぜ発覚したかというと、KADOKAWAが通販サイトに規制の旨を公表し、通販サイトから文ストグッズを販売しているユーザーに取り下げを要求したからです。
現在実際にユーザーにグッズ取り下げを要求している通販サイトは、「BOOTH」という通販サイトです。
BOOTH運営が、メールで出品者に連絡を取って、文ストの二次創作グッズの販売を中止する動きを見せていました。
まだ他の通販サイトで規制の動きは見せていませんが、KADOKAWAがBOOTHだけ規制をかけるとは考えにくいので、他の通販サイトや販売店舗でも文ストの二次創作グッズの販売をやめると予想しています。
少なくとも「他の通販サイトを使って二次創作グッズを販売しよう」と考えても、無駄となる可能性が高いです。
KADOKAWAも他の通販サイト等に販売NGの通達を行うのではないでしょうか。
イベント配布はOKなのか
二次創作グッズを通販で販売するのはNGとなりましたが、通販ではなく「イベント販売」はどうでしょうか。
KADOKAWAが二次創作グッズについて規制を出したということなので、「二次創作を販売してはいけない」という決まりを作ったも同然ですよね。
イベント販売も販売方法の一種なので、そのうちKADOKAWAが文ストの二次創作グッズをイベント販売してはいけないという通達を出すことが予想されています。
そのため、通販を利用せず直接販売しようという考えも通用しません。
今後、二次創作漫画等も規制対象となるか
2019年7月24日の規制対象とはならなかった「二次創作漫画」はどうでしょうか。
二次創作グッズが全面的に販売に関する規制をかけられてしまったので、同じ二次創作グッズである「漫画」も規制対象となるのではないかと疑う人も多いです。
現在は規制をかけられていないのですが、今後KADOKAWAが二次創作漫画もNGという通達を出す可能性は高いです。
なぜ文ストだけ規制がかかったか
そもそも、どうして文ストだけ規制対象となってしまったのでしょうか。
KADOKAWA公式及びBOOTHは「出品停止に詳細な理由については、当局ではお答えできません」と濁していました。
文ストだけ規制となった理由に関しては以下のように考えることができますが、どれも推測の域を出ていません。
- 実在する人物の名前を使った作品だから規制が厳しい
- 文ストの二次創作販売に関してだけマナーが悪い
- 文ストの製作陣や作者がNGを出した
- 文スト舞台の後に出演俳優の写真集等を出したいから
など
もし、KADOKAWA公式から正式な理由が発表されたら、そちらを優先して信じましょう。
現在最も信ぴょう性のある原因は「舞台の後に公式が写真集等を出したいから」だと言われています(これも確実ではありません)。
例えば、二次創作でコスプレイヤーが写真集を出していて、後から公式が舞台俳優の写真集を出したと考えてみてください。
もしかしたらユーザーが「コスプレの写真集を持っているから舞台の写真集は買わなくてもいいや」と思うかもしれませんよね。
規制を破ったらどうなるか
文ストに関する二次創作の規制を破ったらどうなるのでしょうか。
BOOTHでは「同じ商品を出品したらアカウント措置の可能性がある」と説明しているので、今後BOOTHで文ストの二次創作は販売できないものと考えて構いません。
さらにKADOKAWAの動き次第では、BOOTHアカウント停止だけでなく、著作権の関係で訴えられてしまう可能性もあります。