年末の風物詩ともいえる、NHKが放送する音楽番組「紅白歌合戦」が、打ち切りになるのでは無いかと話題になっています。
今回はNHK紅白歌合戦が打ち切りになるのは本当なのか詳細と理由を徹底解説します。
NHK紅白歌合戦が打ち切りになるのは本当なのか
NHKの年末風物詩でもある番組「紅白歌合戦」が打ち切りになるという話が出ています。
この話は昨年度である2021年から噂されていましたが、2022年5月になってから本格的に打ち切りの話が出るようになりました。
結論として、現段階ではあくまでも可能性となっており、NHK内部でも話は挙がっているものの、確定で打ち切りという事にはなっていません。
しかし、本格的に話をされていることから、今年の紅白歌合戦が無くなってもおかしくはないというところまでは来ています。また、このままであれば、今後紅白歌合戦が打ち切りとなってしまう可能性は大いにあり得るでしょう。
番組大幅変更の可能性
紅白歌合戦が打ち切りにならない場合、番組を大幅変更とする可能性も出てきています。
今年の放送があれば73回を迎える紅白歌合戦ですが、以前から番組のマンネリ化やチーム色で男女を分けるLGBT問題が疑問視されてきました。
こういった問題点を放置するのは良くないということもあり、紅白歌合戦のあり方を変えていこうという動きが出ています。
NHK紅白歌合戦の打ち切り話が出た理由
NHK紅白歌合戦の打ち切り話が出た理由はいくつか考えられています。
中には以前から考えられていたものもありますが、それ以外にも直近で出てきた理由も大きな要因の1つとなっています。
現・前田会長の意向
紅白歌合戦の打ち切りに関しては、現NHK「前田晃伸」会長の意向が強いとされています。
前田会長は現在のNHKを変えたいという意向を考えており、「スリムで強靭なNHK」をキーワードに、半ば強引とも言える改革を行ってきました。
そのうちの1つとして今回の紅白歌合戦も挙がっており、改革をしようという動きが強まっています。
また、前田会長には「会長特命プロジェクト」という少数精鋭の直轄チームが組まれており、NHK改革に伴う番組編成や打ち切りを検討しています。
視聴率の低下
紅白歌合戦の致命的な問題の1つに、視聴率の低下があります。
過去には盛り上がっていた紅白歌合戦ですが、年々視聴率が低下しており、昨年は過去最低視聴率となってしまいました。
これは番組自体もそうですが、年末年始の特番で別番組が盛り上がっている傾向にあり、紅白歌合戦は見ない、もしくは録画をして好きなアーティストのところだけを見るという人が増えていることも原因です。
このまま視聴率が低下してしまうのであれば、番組を続ける意味が無いため、打ち切りや大幅改変をするしかないというのも頷けます。
コストカット
紅白歌合戦では大人気のアーティストや有名な司会者などを多く集めるため、コストが大きくかかってしまいます。
それに伴い視聴率の低下ということで番組制作費にも限界があり、コスト面を考えても打ち切りをせざるを得ない状況にあるようです。
最近では受信料の支払いに抵抗を感じる国民が多いこともあり、いかに番組コストを下げていくのかということも考えられています。
アーティスト側からの需要
これまで72回に渡って放送されてきた紅白歌合戦ですが、出演できたら有名・人気になった証拠とアーティストの間ではされてきました。しかし、最近では紅白歌合戦出演を断るアーティストも出てきており、以前ほどアーティスト側からの求められていないという点があります。
需要
- 破格の出演料
- 断るアーティストも出てきている
- 昔ほど注目されない
- 毎年同じような歌を歌わされる
- 大御所メンバーがいなくなっている
紅白歌合戦に出演する際、出演料は破格の安さであると言われています。
衣装やマネージメント料などはアーティスト側の自腹とされており、年末の忙しい時期に時間を割いてまで出る必要があるのかと考えるアーティストも少なくないようです。
紅白歌合戦と言えば、その年に人気だった曲を歌うのは一部のアーティストで、昔から出演しているアーティストの方は「定番」と言われる曲を毎年歌います。
また、視聴率の低下も伴って注目度が落ちてきているため、「紅白に出場した」という肩書を得るために出演するようなもの、と捉える人が増えていることが考えられます。
他長寿番組も続々と打ち切り
紅白歌合戦の打ち切りとは直接的な関係はありませんが、NHKでは現在、他の長寿番組も続々と打ち切りになってきています。
番組
- ガッテン!
- バラエティー生活笑百科
- シブヤノオト
- サタデースポーツ など
中でも「ガッテン!」は、「ためしてガッテン」も含めると27年を超える長寿番組でしたが、番組打ち切りとなってしまいました。
これは前田会長の会長特命プロジェクトによって決まった打ち切りでしたが、番組スタッフは最後まで打ち切りに講義し、何とか不定期でも放送を続けたいとしていました。しかし、願いかなわず完全終了となっています。
NHK職員の反応
NHKで働いている職員の間では、前田会長の動きに対して反発する意思をもっているという方が多くいます。
そのため、NHK内でも断裂が起こっており、若手や中堅職員が続々と退局しているのが現状です。
また、番組制作に関しても、番組の編成局を差し置いて会長特命プロジェクトが優先されてしまうので、NHKをほぼ独裁しているような状態で、職員の間では大きな不満を感じる人が増えていることが見て取れます。
国民の反応
国民の間では、NHK職員とは別で、前田会長に賛成する声の方が多いという現状があります。また、紅白歌合戦打ち切りには意見が割れています。
特に若い方は紅白歌合戦で自分の好きなアーティストのシーンだけを見る人というひとも多いでしょう。また、紅白歌合戦を家族で見ながら年を越すのが定番になっているという方ももちろんいます。そういった方々は、紅白歌合戦を続けて欲しいという気持ちは強いでしょう。
しかし、NHKの受信料に関する不満を感じている人が多いという現状もあり、紅白歌合戦の打ち切り云々よりも、NHKのあり方が変わってほしい、そもそも必要無いと感じる方も大勢います。