現在、YouTubeで「Illustrated Sound Music」という団体から著作権侵害の申し立てを受ける方が急増しています。
今回は、「Illustrated Sound Music」の詳細や異議申し立ての方法などを徹底解説していきます。
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YouTubeで「lllustrated Sound Music」から著作権申し立てが多発
現在、YouTubeで著作権に関する著作権申し立てが行われたというメールが来たという方が急増しているようです。
申し立ては「lllustrated Sound Music」という団体が行っているとのことですが、突然大量のメールが来るようになって戸惑っている方も少なくないようです。
下記では、「lllustrated Sound Music」から異議申し立てメールが来るようになった詳細を紹介していきます。
著作権侵害に関係ない場合でも申し立てが行われる
YouTubeは、著作権侵害の動画をアップロードすることを禁じています。
著作権侵害の動画を上げているユーザーに対しては、動画の削除やアカウント停止などの措置が取られます。
多くの場合は、YouTube側のAIなどの判断で、著作権侵害動画に対しての削除が行われます。
今回の件では、YouTube側から対処を行われていない動画に対して異議申し立てが行われている形になります。
申し立てを受けた動画が、なぜ著作権侵害になるのか分からないというケースも少なくないようです。
中には、無音の部分に異議申し立てを受けたという方もいるそうです。
ゲーム実況などを行っている方が「ゲーム会社から申し立てを受けるなら分かるけど、Illustrated Sound Musicって何の会社?」と疑問に感じる場合もあるようです。
Illustrated Sound Musicは、YouTube収益化の団体
「Illustrated Sound Music」は、ユーザーの依頼を受けてYouTubeのチャンネルを収益化したり、クリエイターの収益を守る団体です。
今回の動きとしては、『登録されているクリエイターに変わって著作権の異議申し立てを行った』形の様です。
実在する団体ですが、日本ではあまり馴染みのない団体であったり、公式Twitterが一部制限を受けていたりするたま、不審に思う方も少なくないようです。
「Illustrated Sound Music」はCD BABYの関連団体
「Illustrated Sound Music」のTwitterを見ると、powered by 「CD BABY」という表記があります。
「CD BABY」は、インディーズアーティストなどの著作権を守る団体で、20年の実績があり、デジタルカタログには900万以上のタイトルが登録されています。
日本のクリエイターもCD BABYに多数参加しており、東京や大阪などで講習も行われています。
詐欺なのかは不明
「powered by」という表記は、少し特殊な言い方になります。
例えば、「sponsored by」や「presented by」であれば、金銭的な援助や報酬を受けていることの明示になります。
しかし、「powered by」は、「~~の技術を使っています」位の意味で、正式なスポンサー企業への使用は避ける傾向にあるようです。
この為、「Illustrated Sound Music」が本当にCD BAYBYの関連団体だと判断できないと思う方もいるようです。
また、「Illustrated Sound Music」の名を騙った詐欺なのではないかと疑う方も少なくないようです。
「Illustrated Sound Music」のシステムバグとの噂も
今回の大量の著作権侵害の申し立ては「Illustrated Sound Music」のシステムバグによるものだという噂もあります。
噂が本当ならば、「Illustrated Sound Music」は24時間以内に申し立てを取り下げる予定だそうです。
とは言え、情報が錯綜している状態なので、慎重に判断した方が良さそうです。
異議申し立てが通れば、申立者に収益が入る
著作権の侵害の申し立てをされた場合は、注意しなければならない点があります。
それは、著作権の異議申し立てが通るってしまう、その動画の収益は申立者に入るようになるということです。
これを覆すためには、5日以内に運営に異議申し立てをすることが大切になってきます。
運営に異議申し立てをする方法
YouTubeのホーム画面右上の人物アイコンをクリックします。
左のタブから「動画」を選択します。
異議申し立てを受けている場合は、公開設定の欄に「著作権保護されたコンテンツが含まれています」という文言が表示さるので、クリクします。
この文言は、YouTubeのバージョンによって変わるようです。
「著作権者によって収益化されています」等の文言が表示されるので、「意義を申し立てる」に進みます。
異議の理由を選択して、「次へ」を選択します。
申し立て理由などを入力していきます。
チェックボックスをチェックして、「進む」を押せば申し立ての完了です。
YouTubeのバージョンによっては手続きのページ数や画面が変わってきますが、画面のガイド通りに入力していけば手続きは大丈夫です。
著作権侵害の恐れがあるモノ
YouTubeに上げた動画が知らず知らずの間に本当に著作権侵害をしている可能性もあります。
アップロードや異議申し立てをする前に少し確認してみて下さい。
著作権侵害になるもの
- テレビ番組、映画、オンライン動画などの音声と映像の作品
- サウンドレコーディング及び楽曲、講義、記事、書籍などの著作物
- 絵画、ポスター、広告などの視覚的作品
- ビデオゲーム、コンピューターソフトウェア
- 劇、ミュージカルなどの演劇作品
ただし、任天堂などは、自社のゲームでの実況を許可していたりするので、ゲームに関してはゲーム会社ごとの取り扱いに準じます。
注意しなければならないのは、フリー音源です。
商業利用を禁じられているフリー音源を使った動画を収益化してしまうと、著作権侵害になってしまいます。