金シャチマネーの当選確率や何故低かったのかについて徹底解説


今年はさらにおトク! 30%のプレミアム付き商品券

金シャチマネーの当選確率が話題となっています。

今回は金シャチマネーの当選確率と、なぜ紙の商品券と差がついたのかについて解説していきます。




金シャチマネーは当選するの?

【公式】名古屋で買おまい★プレミアム商品券

金シャチマネーとは、名古屋市で2015年から開催されている商品券事業に今年から導入された電子商品券です。

紙商品券である「名古屋で買おまい★プレミアム商品券(以降プレミアム商品券)」に続く新しい商品券として導入されました。

金シャチマネーの利用には専用のアプリが使用され、1円単位で利用可能です。プレミアム商品券は1000円単位の利用が必要のため、柔軟に利用できるのが金シャチマネーのメリットに上げられます。

申し込みが100%を下回り全て当選

金シャチマネー・プレミアム商品券共に発行予定数が決定されており、金シャチマネーは672,000口プレミアム商品券1,000,800冊が用意されました。2021年はプレミアム商品券のみで670,000冊だったため、合計して2.5倍増加しています。

金シャチマネーの申し込み総数は発行予定数を下回ったため、申し込みを行った全員が当選となりました。

1口1万円で13,000円の商品券が購入できるため最大15,000円分お得になるため、27日に発表された申し込み状態の発表で金シャチマネーの申し込み数の低さを知り購入したケースも確認されています。

プレミアム商品券は100%を大幅に超える申し込みにより抽選に

【公式】名古屋で買おまい★プレミアム商品券

紙の商品券であるプレミアム商品券は対照的に、100%を大幅に超える申し込みがありました

そのためプレミアム商品券は抽選により当選者が決定され、当選者には順次当選ハガキが郵送されています。

落選した際金シャチマネーの再抽選を希望する、にチェックを入れていた応募者のみで抽選が行われ金シャチマネーに当選するケースも確認されています。

現在当選者へはがきで当選通知が送られている

金シャチマネー・プレミアム商品券の当選者への発表は共にはがきで通知が届く仕組みとなっており、現在順次郵送されています。

6月16日から郵送が開始されて、24日までに当選者全員に完了する見込みと発表しています。

24日を過ぎても当選通知が届かない場合は、公式窓口に申請することで当選しているかどうかの確認が可能です。

金シャチマネーの当選確率はどのくらい?

ここからは金シャチマネーとプレミアム商品券の当選確率について解説していきます。

プレミアム商品券は発行数1,000,800冊に対し、応募件数は約1,925,000冊でした。

そのため当選確率は1.91倍となり、半数は落選する結果となりますが最大5冊まで一度に応募が行えるため実際の当選確率は上記の数字より高いと考えられます。

またプレミアム商品券に落選した場合、金シャチマネーへの再抽選が希望者限定で行われていることから当選者は当選確率と比べて多いと推測されています。

電子

金シャチマネーは672,000口と、プレミアム商品券と比べると約7割程度少ない発行数となっています。

応募総数は約578,000口に留まり、当選確率は0.86倍と1倍を大きく割り込んでしまう結果となりました。

そのため応募者は全員当選し、余った分は再抽選に回して再度当選者を決定する事となりました。

何故電子は当選確率が低かったのか

ここからは何故金シャチマネーは当選確率が低かったのかについて解説していきます。

今年度からスタートしていたため知名度が低かった

プレミアム商品券は2015年から開始された事業であり、昨年は670,000冊用意されても倍率が1倍を超える人気商品券でした。

電子商品券である金シャチマネーは今年度から始まったため、知名度が低く倍率が低くなったのではないかと指摘されています。

プレミアム商品券は6年間実施された事で知名度は十分であり、プレミアム商品券か金シャチマネーどちらかしか応募できないという条件も合わせて考えるとプレミアム商品券に応募が偏ったという見方が有力です。

電子商品券に関しての知識が普及していなかった

今回金シャチマネーが伸び悩んだ背景として、電子商品券の知識が普及されておらず従来通りの紙商品券であるプレミアム商品券に応募が集中した可能性があります。

また金シャチマネーはプレミアム商品券と比べると利用可能店舗が少ないため、利用する事を考えてプレミアム商品券を選択するケースもありました。

プレミアム商品券と金シャチマネーの比較(一例)

  • ショッピングセンターでの利用可能店舗
    プレミアム商品券:75店舗・金シャチマネー:45店舗
  • スーパーマーケット
    プレミアム商品券:210店舗・金シャチマネー:135店舗
  • 飲食店
    プレミアム商品券:2318店舗・金シャチマネー:1,659店舗

金シャチマネーはプレミアム商品券と比べ、約6割から7割利用可能店舗が減少するためその分選択肢が減ることが応募率の低さに繋がったと考える事ができます。

アプリの仕様が複雑

金シャチマネーは専用アプリ「金シャチマネー」を使って利用する仕組みとなっており、電子商品券をアプリ上で購入してから利用が可能になります。その前段階として専用アプリに登録する必要がありますが、SMS認証を行うため端末1つにつき一つしか金シャチマネーを紐付ける事ができません。

更にセキュリティ強化のため、毎回パスワードとSMS認証による6桁パスワードの入力が求められるため利用の際時間がかかる点も指摘されています。

専用アプリの利用方法は事前に公式サイトで紹介されていますが、複雑である事を周知するきっかけにもなっていまい応募率の低下につながったのではないかと考えられます。

トラブル発生の可能性を考慮し紙の商品券に応募が集中した

金シャチマネーは今年から始まった制度であり、トラブルの発生が当初より懸念されていました

利用できる期間は2022年6月末から2023年1月末までと長く設定されていますが、紙商品券の方がトラブル発生が少ないというリスク管理の気持ちがプレミアム商品券の応募が多く発生した原因の一つと考えられます。

当選通知が届き次第入金が可能ですが、アプリの誤通知発送当選ハガキに必要な情報が印字されていないいったトラブルが発生しており消費者の懸念が実現してしまう形となりました。

現在、名古屋市をはじめとする実行委員会が対応に追われています。

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