冨樫義博先生のハンターハンター(正式名称:HUNTER×HUNTER)が2022年12月26日(月)発売の週刊少年ジャンプで、週刊連載での掲載を終了することが発表されました。
また休載に入ることになったハンターハンターですが、なぜ週刊連載の掲載が終了になったのか。週刊連載での掲載が終了することになった理由について徹底調査しました。
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ハンターハンター連載開始から休載まで
1998年3月16日に週刊少年ジャンプで連載が開始されたハンターハンター。連載が開始された1990年代後半は、特に少年ジャンプを代表する作品の数々が連載をスタートしております。
1990年後半の連載開始作品
- 遊戯王
- ONEPIECE
- シャーマンキング
- テニスの王子様
- NARUTO-ナルト
連載期間でいうと、現時点(2022年12月26日(月))の週刊少年ジャンプ連載作品のなかで、ONEPIECEに次いで、2番目に連載期間が長い作品です。
連載開始から1年後、作品の象徴とも言える「念能力」が登場して、すでに人気だったにも関わらず、爆発的な注目を集めます。
さらに連載開始から、わずか1年半後の1999年10月には、アニメ(第1作)の放送が開始されました。ONEPIECEのアニメが放送開始されたのも1999年10月で、アニメ化発表の時期や放送局が同じだったこともあり、当時はかなり注目を集めました。
しかし、2000年頃から休載の頻度が増え始め、2006年に初めて長期休載の期間に入ります。以降、長期休載の回数が増え始めていきます。
それでも、長期休載中に、完全新作アニメ(第2作)が放送開始されたり、連載再開が噂されるだけでトレンドに上がったりと、多くの人が待ちわびている大人気マンガです。
休載期間・回数
2006年2月に1回目の長期休載に入るようになってからは、長期休載を定期的にすることが増えていきます。
※2022年12月26日(月)現在の情報になります。
連載期間 | 24年(1996年3月から2022年12月まで) |
長期休載回数 | 11回 |
長期休載期間 | 約14年 |
最長休載期間 | 約3年10ヵ月 |
掲載回数 | 400回 |
休載回数 | 792回 |
単行本 | 37巻 |
数字だけ見ると、連載期間の24年のうち約14年を長期休載しているため、実質の連載期間は約10年。掲載回数よりも休載回数の方が多いです。
本誌に掲載された回数よりも休載している回数が多いにも関わらず、アニメや映画、ゲームなどのメディア化の数々。連載が再開される度にSNSのトレンドにランクインするのは、それだけ人気あるという裏付けになります。
ハンターハンター休載の理由
ハンターハンターが休載する理由は、これまでも沢山の諸説が噂になりました。2022年5月に冨樫義博先生がTwitterを開設したことで、以前よりも休載や連載再開の動向がわかるようになりました。
持病の腰痛が悪化か
2014年の休載時に重度の腰痛を患っていることが、本誌にて正式に発表されました。執筆活動だけでなく、日常生活にも影響が出るほど症状がひどいようです。
2022年10月28日(金)より冨樫義博展 -PUZZLEが開催されておりますが、公式サイトの作者コメントにおいて以下のように述べられています。
「2年ほど椅子に座れない状態で書けませんでした」
「お尻を拭く体勢がとれず、トイレに行く度にシャワーを浴びている」
冨樫義博展 -PUZZLE公式サイト-作者コメントより
Twitterでも「10分同じ姿勢が無理」「5分くらい机に向かってペン入れした」ということをつぶやいています。これだけでも、体調を無理して描いていることがわかります。
今回の休載に関しても、腰痛の悪化が理由で週刊連載での掲載終了に踏み切ったのかもしれません。
作り込みが週刊連載向きではない
冨樫義博先生は以前から、アシスタントを雇わず、一人で執筆している噂がありました。
実際は、元アシスタントの味野くにお先生が先生白書という著書を出版しているため、アシスタントを雇っていないわけではありません。ただ、先生白書の作中でも語られているのですが、冨樫義博先生は漫画家としての強い拘りがあり、キャラクターのペン入れをアシスタントに任せることはしないようです。
現在、連載している話を読むと、メインキャラクターだけではなく、モブキャラクターから背景まで細かく書き込んでいることがよくわかります。ここまでのクオリティで執筆するには、週刊連載のペースで書き続けるのは、体調の影響も伴い、非常に厳しい状態だと考えられます。
冨樫義博展 -PUZZLE- にて、冨樫メモを元にした念能力設定資料を読むことができるようなのですが、その作り込みがものすごいとTwitterでも話題になっています。
以前から、登場するキャラクターの背景やサイドストーリーを細かく設定するという話もあるため、設定に妥協せずにこだわっているという点でも、週刊連載のペースで考え続けるのは難しいのかもしれません。
本当は別の理由では?
冨樫義博先生はゲーム好きとしても有名ですが、その影響なのか、執筆せずにゲームをしているという噂が立ちました。しかし、Twiiterでのつぶやきや冨樫義博展 -PUZZLE公式サイト-作者コメントを見ると、その噂の信憑性はかなり低いです。
他にも、休載を繰り返してしまっていることもあり、読者の心配が重なったことで、ネット上ではあらゆる噂が飛び交っています。ですが、どれも確実で真実性がなく、憶測の域を出ないため、証明できるよな情報でありませんでした。
ハンターハンターまた休載で世間の反応は
少年ジャンプ編集部の公式Twitterで、ハンターハンターの今後の掲載ついて告知されました。Twitterのトレンドに早速入りました。ネットニュースでも多くのメディアで取り上げられておりました。
SNS上では心配の声や、連載が続いてるだけでもありがたいといった声が上がっており、冨樫義博先生の心配の声や新しい掲載携帯についての意見が上がっています。むしろ、週刊連載でなくなったことに安心したという声も多く見られます。
ハンターハンターの掲載が再開される時期は
今回の休載で、長期休載回数が12回目を迎えることになります。
週刊連載ではない掲載形態
公式でも週刊連載ではない掲載形態でお届けするという告知がありました。スマートフォンの普及もあり、今では、紙媒体だけでなく電子書籍配信サイト/アプリで連載されている作品も少なくありません。連載の方法も月刊連載や不定期連載と連載形式も多岐に渡っています。
週刊連載での掲載終了は、これまで幾度の休載を挟んでも、週刊連載にこだわり続けた背景もあるため、今回の選択は冨樫義博先生とっては苦渋の選択だったと考えられます。
そのため、どのような掲載形態でお届けするのかは、冨樫義博先生と編集部が納得する形での掲載方法で再開するのかは、既に気になるところです。
次いつ連載なのか予測
2022年10月に連載が再開されるまでは、約3年10ヶ月の期間が設けられました。
ただ、告知の中で、「冨樫先生は以降の物語の執筆を続けている」ことが文面から確認できます。巻末コメントでも「極力他の方々に迷惑がかからないように思案中」というコメントを寄せてくれております。
そのため、腰痛のさらに重篤化されていなければ、年単位での長期休載期間はないと予測できます。編集部も物語の完結までサポートを継続する移行を示してくれているため、前回よりはなるべく早い段階での連載再開が期待できそうです。
SNS上では連載再開を気長に待つ声が早くも多く上がっています。
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