2017年ころからネスレ(キットカット)が開催する「バレンタインポスト」という企画が、バレンタイン前に話題となりました。SNS上だけで繋がっている友達や、遠くに住む友人に、仮想バレンタインをプレゼントする事ができましたが、今年は企画がなくなってしまったようです。
今回はバレンタインポストが今年はなぜないのか詳細を徹底解説します!
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バレンタインポストとは
2017年のバレンタインから、ネスレ(キットカットの会社)が開催した「バレンタインポスト」という企画が、SNSで話題となりました。
この企画では、遠くに住む友人や、SNSのみで繋がっている人に、バーチャルのバレンタインをプレゼントする事ができます。チョコと一緒に、メッセージを送信する事もでき、メッセージの種類も大変豊富でした。
また、他にも「レアチョコ図鑑」を記録する事ができたり、珍しいチョコレートやポストアイテムを入手する事もできるという、相手も自分も楽しい期間限定の企画でした。
チョコは送るだけではなく、おねだりも可能で、2月14日のバレンタインまで、誰がチョコを送ってくれているのかわからない、匿名機能もついています。
今年(2020年)はバレンタインポストが無い
楽しみにしてくださっていたのにごめんなさい。今年は開催予定はございません(´;-;`)ショボン
— KIT KAT Japan (@KITKATJapan) January 30, 2020
企画が開始されてから、毎年行われてきたバレンタインポストですが、2020年となった今年は、企画が実行されないようです。毎年1月の終わりになるとバレンタインポストの運用が始まりますが、今年はフォームが用意されませんでした。
バレンタインポストが無いのかという疑問が、SNSを利用している人の中で出始めたころ、キットカットの公式Twitterの方から、今年はバレンタインポストを設置しないというツイートが出されました。
SNS利用者の中で、バレンタインポストを楽しみにしていたという方は非常に多く、今年は無いとわかると、落胆の声も多くみられました。
【2020】バレンタインポストが無い理由
ユーザーの期待とは裏腹に、今年のバレンタインポストは用意されませんでした。なぜ今年は用意されなかったのでしょうか。
公式からの説明はありませんが、いくつか考えられる理由があります。
売り上げに直結しない
やはり考えられる理由の1つに、チョコレート類(主にキットカット)の売り上げに関する事が考えられます。
バレンタインといえば、チョコを扱うメーカーでは1年で一番の繁忙期であり、売り上げを伸ばしたい期間です。ネスレでは主にコーヒーなどを扱ってはいますが、やはりキットカットに関連した商品は売れるはずです。
しかし、このバレンタインポストでは、思ったほど会社の知名度も上がらず、キットカットの売り上げにも直結しなかったのではないでしょうか。
例えば、キットカットを購入して、そのパッケージから何かを読み取らせることで、利用できるサービスであれば、売り上げにも貢献されます。
ですが、バレンタインポストでは、自社商品に関係なく、全く別のサービスのような形で展開する事になってしまったため、商品購入にあまり繋がらなかったのではないでしょうか。
むしろ、バレンタインポストを利用する事で、キットカットなどの気軽なチョコを渡すはずだった相手に、バーチャルチョコを渡し、売り上げを減らしていたという可能性も考えられます。
こういった売り上げに直結しない、広告として少し弱いといった部分から、今年は無かった可能性があります。
ユーザーの期待値
バレンタインポストを毎年行うと、ユーザーはよりサービスの向上を期待してしまいます。実際に昨年は、バーチャルYouTuberの「キズナアイ」さんとのコラボもしていました。
バレンタインポスト内でのチョコの種類や、メッセージの種類を増やしてほしい、不具合を直してほしいなど、様々な要望が出るでしょう。また今後も人が増えるようであれば、サーバーの増強なども必要になる可能性があります。
あくまでもサブイベントとしての企画であり、毎年必ず行うという習慣になってしまうのを避けたのかもしれません。
便乗した詐欺行為の増加
バレンタインポストのイベントに便乗して、詐欺行為が出てしまうといった問題もありました。
バレンタインポストを利用した際、謎のアクセス承認画面が表示され、承認してしまうと、それはスパムであり、楽しむはずだったバレンタインポストが、最悪なイベントに変わってしまった、という人もいます。
こういったスパム行為が増加してしまう可能性を避けたという可能性もあります。
ネスレ内での都合
当然、ネスレという会社内での都合により、バレンタインポストが開催されないといった可能性も考えられます。
ポイント
- 人員を避けない
- 予算の都合
- 他のキャンペーンに力を入れている
- 無駄だと判断された
理由は様々なことが考えられますが、そこまで重視しなくてはならない企画なのかと言われると、少し難しい部分があります。そのため、カットされた企画であることも考えられるでしょう。