iOS13.4が3月25日にリリースされたばかりで、今までのiOSアップデート・バージョンアップよりは「不具合が少ない」という声がありました。
しかし、それでも小さな不具合が発生していて、特にインターネット全般に繋がらないエラーが起こっている場合は非常に厄介です。
iO13.4の詳細や不具合の対処法を見て、何かが起こったとしてもすぐさま対処できるようにしてください。
iOS13.4の詳細
iOS13.4がiPhoneのソフトウェア・アップデートの項目に表示されるようになり、誰でもアップデートを行うことができるようになりました。
iPhoneは今までも定期的にアップデートを行っていましたが、不具合修正や新機能追加等、ユーザーにとってありがたいアップデートを提供しています。
その度に不具合が起こることが多いのでまだアップデートを行っていない人も多いです。
iOS13.4が3月25日にリリース!
iOS13.4が世間に向けて完全にリリースされたのは、2020年3月25日でした。
自動アップデートに設定していた人はiPhoneが勝手にiOS13.4になっているはずですが、手動アップデートにしている人は、iOS13.4の評判によってアップデートするかしばらく待つかを選択可能です。
ただし、一部のユーザーはiOS13.4を既にインストールできていて、これはiPhoneの消費モニターや先行アップデート対象者であることが理由です。
アップデート内容
iOS13.4のアップデート内容は下記の通りです。
アップデート内容
- ファイル共有がApp単位で可能となる(iCloud Driveの新機能)
- メールの表示変更
- AR Quick LookがUSDZで再生可能
- CarPlayバージョンアップ
- AppStoreでアーケードゲームプレイしたら他のデバイスでもプレイ可能となる
- 特定のAppを購入すればiPhone、iPod touch、iPad等複数端末で利用可能
- ミー文字を9つ追加
特に注目されているのがAppStore関連のアップデートで、特定のApp購入による特典を、複数端末を持っている人が受けることができるようになりました。
他のデバイスでもアーケードゲームをプレイできるようになったので、スマホからAppleTVに代替えしてプレイすることも可能となります。
メール機能の表示も大きく変化しているので、人によっては「メールが使いづらくなった」という感想を出していますが、これはそのうち慣れるであろう問題です。
総合的に考えると、ユーザーがiPhoneを便利に使うことができるようになったアップデートと考えることができます。
今まで起こっていた各種不具合も修正される!
今回のiOS13.4のアップデートのおかげで、今までiPhoneやiPadで起こっていた不具合もある程度は解消されています。
解消したとされている(App社発表)不具合は下記の通りでした。
解消された不具合
- アプリが落ちる
- アプリが重くなる
- 端末が急に再起動される
- バッテリーが急に減る
- WiFiやインターネット等の通信に関する問題
- メールが表示される順序がおかしい
- カメラ起動時の黒い部分削除
- ストレージが急に増える現象(特に写真・ファイル部分)
- ダークモードの影響でSafariが機能しない、画面が白くなる
- リマインダー通知
- AppMusicでMVが高品質でダウンロードされない
など
これらの問題の多くがiOS13.4によって解消されたと思われていましたが、一部のユーザーは「まだ不具合が継続して残っている」と言っています。
ちゃんと解消された人もいるので、これはアップデートの問題というよりも、個人の端末の問題である可能性が高いです。
アップデート方法
iOS13.4のアップデート方法は従来と変わらず、自動アップデートに設定していた場合はアップデート日に一斉にアップデートされています。
手動設定している場合は、下記を参考にしてください。
iOS13.4の不具合まとめ
iOS13.4で現在発生している不具合・エラーについて紹介します。
現在発生している主なエラーの中には、Appが「解消した」とされている場合もあり、「自分の端末が原因ではないか」と思われる不具合もあります。
多くの人が起こっている不具合はiOS13.4が原因である可能性もありますが、自分の端末が古い・バッテリーが元々古い等の問題は把握しておいてください。
インターネットに繋がらない
一番重大な不具合とされているものが、「インターネットに繋がらない」という問題です。
今までのiPhoneでも「Bluetooth」が急に途切れてしまう問題等が発生していましたが、この不具合と非常に似ていて、インターネット通信を行っていると急に通信エラーが発生します。
発生する頻度こそ低いのですが、アプリ等で一度通信エラーが起こってしまうと、他のブラウザ関連のコンテンツも利用できません。
WiFiに繋げば問題は解決される場合が多いのです。
WiFiに繋がらない
Bluetoothのせいでインターネットに繋がらない問題が発生していましたが、これとは別に「WiFiを繋ぐとインターネットに繋がらない」というエラーも発生しています。
インターネットに繋がらない不具合の真逆ともいえる症状で、こちらは逆にWiFiのせいでインターネットに接続できなくなり、WiFiを一旦切れば問題が解決するケースもあります。
この不具合はiOS13.4へのアップデートが開始された直後に発生していて、少しづつ「WiFiを繋いでも問題がなくなった」という声が増えていったことから、App社がサイレントで修正を行った可能性が高いです。
とはいえ、端末の問題等で未だにWiFiの調子が悪い人もいました。
Safariの画面バグ
iOS13.4にしたせいで、Safariがたまに「ページを開けません。サーバーが見つかりません」と表示される問題も発生していました。
これはインターネットに繋げない・WiFiに繋げない問題とも関連していて、インターネットの回線速度が弱くなっているせいで、Safariで通信エラーが発生してしまうという見方もあります。
iOS13.4になる前にもSafariではエラーが多く発生していましたが、例えばダブルタップの強化やプライバシー機能の強化等、iOS13.4になって以降バージョンアップもされています。
このバージョンアップに伴った一時的なエラーである可能性も考えられます。
Safari画面をスクロールできない
スマホ画面は基本縦長で、サイトが最後まで表示されない場合は画面を下にスクロールして他の画面を表示させたり、逆に戻りたい場合は上にスクロールする必要があります。
しかし、iOS13.4にしたせいで画面をスクロールできなくなっていた人もいます。
Safariを使って快適にブラウザを閲覧することができなくなっているので、多くの人が頭を抱えている問題のひとつでもあります。
Safari以外のブラウザアプリは総じて無事なので、GoogleChrome等他のブラウザアプリをインストールすることが必要となってくるでしょう。
未読メール数表示がおかしい
iPhoneのメールを開いたとき、未読のメールに関しては画面左側に青いランプがついています。
この青いランプがいくつついていようが、「未読メール」として扱われるメールが1件だけになるエラーも発生しています。
アプリのホーム画面で未読メールがある場合は未読メールの数が表示されますが必ず「1」と表示され、上記画像の「開封済みにする」という未読メールを解除する機能にも、メールが何件残っていようが「1件」と出されていました。
メールを頻繁に使う人にとっては厄介な不具合ではありますが、メールの送受信などは通常通り活用可能なので、そこまで大きな問題とはなっていません。
バッテリーの減りが従来よりちょっとだけ早い
iPhoneでは、「設定」→「バッテリー」の項目からバッテリーの状態を確認できます。
通常は端末のバッテリーは充電式バッテリーと同じ消耗品で、端末使用期間が長ければ長いほど、バッテリーの性能も低下するとされています。
赤枠の最大容量がバッテリーの性能を数値化したものとなりますが、例えば「今まで88%だったのにiOS13.4にアップデートしたら86%に低下していた」と言う人もいました。
実際にバッテリーが長持ちするようになったか、消耗が激しくなったかは端末による問題となっていて、事前アップデートの検証によると「iPhone XR」以外のiOS13.4対象端末ではバッテリーの減りが大きくなったとの報告もあります(解消して全ユーザー向けアップデートが実施された可能性もあります)。
不具合は起こってはいるけど今までよりは起こっていない
iOS13.4に関連する不具合は発生こそしているものの、今までのアップデートに比べるとそこまで大きな不具合は発生していません。
例えば、ダブルタップできなくなったことにより、リズムゲームや第五人格等一部のゲームをプレイしづらくなっていましたし、LINEや他のSNSがクラッシュして開かれなくなる問題まで発生していました。
今回もインターネットやWiFiに関係する不具合は発生していますが、一時的に通信エラーが出る程度で、毎回インターネット・WiFiに繋がらなくなるエラーが発生しているわけではありません。
このことから、「今回のiOS13.4にアップデートしても大丈夫」と判断する人が多く、実際に多くの人が「大きな致命的不具合はない」と情報を共有しています。
iOS13.4不具合対処法
iOS13.4で発生している各種不具合に関する対処法をあらかじめ知っておいた方がいいです。
インターネットやWiFiに繋がらない問題以外は、iPhoneの活用方法を工夫するだけでなんとかなる問題ばかりなので、そこまで大掛かりな対処法は必要ありません。
例えば、Safariが使えないのであれば他のアプリを使えばいいだけですし、メールも未読を残さないように工夫して使えば、未読扱いが必ず1件になる問題は特に危惧すべきものではないでしょう。
一度WiFiを切って再度つける
自分のiPhone端末からWiFiを完全に切ってみて、再度WiFiをつけてから同じ操作をしてみてください。
WiFiが切れた・WiFiが不調である場合は、一度WiFiを切るのが正しいエラー対処法で、スマホ端末のWiFi設定を切るのもいいですし、WiFiの電源を一度落としてみるのも有効です。
一時的にエラーが起きているだけなら高確率で問題は解消されますし、WiFiを切ってしばらくしたら普通にインターネットに繋ぐことができた例もありました。
Safariを利用しない
この対処法は、iOS13.4にアップデートした後にSafari関連でなんらかの不具合が発生した場合に活用してみてください。
iPhoneで使えるブラウザアプリは、Safari以外にもたくさんあります。
一番メジャーかつ使いやすいと言われているのが「GoogleChrome」なので、こちらをダウンロードしてブラウザ閲覧を試してみることをおすすめします。使い方や操作方法もSafariと何ら変わりません。
メールを定期的にチェックする
この対処法は、iOS13.4アップデート後にメールの未読表記がおかしい場合に実践可能です。
メールの未読表記がおかしかったとしても、メールの送受信やメールチェックに関する問題は発生していません。
そのため、自分が定期的にメールをチェックしておけば、未読として表示されずに本来見たいメールを見れなかった問題をあらかじめ対処することが可能です。
充電に余裕を持たせる
この対処法は、バッテリーの減りが激しくなった・すぐに電池が切れるようになった場合に試してみてください。
充電しながらスマホ端末を操作することでさらにバッテリーの品質が低下してしまうデメリットも発生しますが、その代わり充電切れを起こしてしまう可能性を限りなく低くすることが可能です。
対戦系のアプリをプレイしているときに充電がなくなった場合、ゲームによっては切断扱いにされてしまうので、なるべく充電しながらゲームをプレイしてください。
スマホを再起動する
スマホを再起動する対処法は、iOS13.4でどのようなエラーが起こったとしても、とりあえずという気持ちで実践できます!
バージョンアップしたタイミングで再起動することで、バージョンアップの内容を全てスマホ端末に反映させることが可能です。
ついでに小さな不具合も消えてくれる可能性が高いので、正常な状態でスマホを操作できます!